今日は沖縄の本土復帰40年の節目の日。
東京はきょう雨だったが、40年前の沖縄も雨が降りしきるなかで復帰の日を迎えた。
沖縄の人々が求めた「基地のない平和な島」としての”復帰”は果たされず、
復帰式典が行われている那覇市民会館の隣、与儀公園には1万人が集まり、
雨の中で抗議集会が開かれた。
”沖縄の空が泣いている”、人々はそう言って嘆いたという。
それから40年、米軍基地の過重負担という現実は少しも変わっていない。
”復帰”そのものが、矛盾した構図を当初から含んでいたことは、
日米の密約の存在が暴露される中でも明らかになっている。
普天間移設をめぐる政治の迷走は、
沖縄の人々にさらなる本土への不信感を植え付けているようにも感じられる。
われわれ本土の人間は、
沖縄の痛みをもっと真摯に受け止めなければならないだろう。
一部の人々を犠牲にして成立する快適な暮らしなど、素直に喜べない。
享受するに値しないハリボテのようなものだからだ。
ETV特集の討論で、
沖縄に人生を賭けたジャーナリストの森口豁さんが語った言葉が忘れられない。
「福島と都市の関係は、沖縄と本土との関係にそっくりだ。
福島の人々にとっては本当に苦しい話だが、
放射能の恐怖に怯えて暮らす福島の人々にこそ、
人間の生き方を正していく発火点のようなものを感じる。
彼らが、沖縄の痛みを共に受け止め一緒になって考えてくれるのではないか?」
番組は今週末に再放送です。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0513.html