私は日本を誇りに思いたい 右翼女性活動家はなぜ沖縄へ通うのか

監督・撮影・編集
新田義貴
撮影助手
知花あかり
音楽協力
ヨシコライン
制作著作
ユーラシアビジョン
URL
https://creators.yahoo.co.jp/nittayoshitaka/0200047390

「私たちの国でなぜ米軍が兵器を持って走り回っているのか?」

沖縄県北部にある米軍北部訓練場。オスプレイが離着陸を繰り返すヘリパッドのゲート前。戦闘帽に黒の上着、作業パンツに編み上げブーツという一見強面な服装に身を包んだ小柄な女性が、拡声器を片手に演説を行っていた。

女性の名前は仲村之菊(みどり)、40歳。千葉県を拠点とする民族派右翼団体「花瑛塾(かえいじゅく)」の塾長だ。仲村が「語りかけ」と呼ぶこの基地前演説。日本国内の米軍基地の7割が沖縄に集中していることの不平等さを指摘し、辺野古や高江での新たな基地建設を糾弾する。こうした思いを基地で働く沖縄の人々に伝え、連帯を呼びかけるのだ。この3年半で272日間沖縄に滞在し、語りかけは40回以上に及ぶ。

なぜ右翼である仲村がここまで沖縄に固執するのか?