SATSUMAを継ぐ

企画
大蔵博
音楽
関俊行
監督・撮影・編集
新田義貴
プロデューサー
前夷里枝
制作
ユーラシアビジョン
URL
https://creators.yahoo.co.jp/nittayoshitaka/0200080458

400年の歴史が生む焼き物の芸術 薩摩焼の伝統と父との葛藤を乗り越え挑む究極の美

乳白色の素地に、繊細で可憐な装飾。鹿児島の地で長年受け継がれてきた薩摩焼を代表する「沈壽官」の作品だ。沈家のルーツは400年以上前の朝鮮半島にさかのぼる。異郷の地で15代、数々の苦難を乗り越え究極の美を追い求めてきた。幕末、その作品はパリで花開き、”SATSUMA”として世界に知られる。本作では「薩摩焼の真髄を世界に伝えたい」と再びパリで挑んだ歴代沈壽官展、そしてその後に生まれた父親との軋轢。伝統の世界で“代を重ねる”ということはどういうことなのか。「土に祈り 火を畏れつつ」。歴史を守りながらなおも革新を続ける陶芸家、十五代沈壽官を10年にわたり記録した。