アルバカーキよりデンバー、シャーロットと乗り継いで、
ジョージア州のオーガスタへやってきた。
最初の経由地、デンバー国際空港は、
1年前にBS日テレのワンダーエアポート第一回放送の取材で訪れた思い出の空港だ。
パブリックアートとエコロジーをテーマにした空港は、
西部開拓の歴史とコロラドの自然が調和した、本当に居心地のいい空間だ。
特に印象に残っているのが空港消防隊の面々だ。
日本から取材に来た僕らを大歓迎してくれて、
撮影前に滑走路内の消防署でランチを一緒にしながらまずは楽しく歓談した。
互いの距離が縮まったところで、
飛行機が炎上したとの想定で数台の消防車が滑走路に急行。
標的に放水しまくる”ど派手”な訓練も見せてくれる大サービスぶり。
彼らは常に食事を共にし、チームワークは抜群だ。
命の危険を伴う火災現場では、
日頃からのこうしたチームワークが欠かせないのだという。
そして僕らが、
「飛行機の離陸がまだ十分に撮れていない」とロケの撮れ高の悩みを打ち明けると、
消防車で滑走路を走り回っていろいろな撮影ポイントに連れて行ってくれた。
撮影したのは震災後まもない頃だったのだが、
「俺たちが日本の人々を助けに行きたい」とみなが言ってくれた。
隊員は鍛え抜かれた大男ばかりだが、みな底抜けに明るくて親切でフレンドリーなのだ。
アメリカで消防士がある種のヒーロー像として愛される理由が、
何となく分かったような気がした。