訪れたのは仙台から車で2時間半ほどにある南三陸町。
いまだ電気も水道も交通機関もないまさに陸の孤島。
震災直後、この町で1000人の安否が不明という衝撃的なニュースがテレビから流れてきた。
どんな町なのだろうか。すぐにホームページで調べた。
トップページには、開催中だったお祭りのイベント情報。
「カルタ大会」や「ふれあいコンサート」、「小学校に体育館が完成」・・・
どこの町にでもある平凡で穏やかな暮らしが写真とともに綴られていた。
ニュースは「役場と連絡が取れない」、「町自体が壊滅したもよう」などと続報を伝えている。
映像はまだ入ってこない。
ホームページに載せられた写真を見ながら、涙が止まらなくなった。
この写真に切り取られた人々の幸せな日常が、
津波とともに一瞬にして奪い取られたのだと思うと、
背筋の凍るような、たとえようもない冷たい感覚に襲われた。
心の中の何かがぽっかりと奪い去られたような感覚。
知らない人たちなのに、なぜだろう?
以来、いつか現地を訪ねたいと思い続けてきた。
自分に出来ることは映像や写真で伝えることだけだ。
今日は時間がないので、現地報告はまた機会を改めたいと思います。