中国チベット自治区ラサを震源とした政府への抗議行動が今、世界を揺り動かし始めている。発端は10日。チベット民族蜂起49周年を祝う僧侶たちに対し、中国治安部隊が公然と暴力を振るった末に拘束。その後暴動は拡大し、中国は徹底した武力鎮圧を続行。亡命政府の発表では16日、ラサ市内で80人の市民の遺体が確認されたという。
抗議行動は、北京オリンピック直前で世界の目が中国に向けられているタイミングを狙ったものと思われるが、その戦略は中国政府に大きな打撃を与えている。火消しに躍起となる中国政府の強硬策がさらなる流血を生み、中国の国際イメージの転落には歯止めがかからない。チベット問題が国際的に認知されつつある。
”民衆を殺害するような国家に、平和の祭典であるオリンピックを開催する資格などない”といった声も上がり始めている。ダライ・ラマ14世の声明にもある通り、中国が本当に”責任ある大国”を目指すのであれば、ただちにチベット民族への抑圧的な政策を改め、対話の席につくべきである。さもなければ、8月の北京オリンピックの成功はないだろう。
この機会に、チベット問題の歴史と現状を知りたいという方は、まずはここへ。
「ダライ・ラマ法王部日本代表事務所」
http://www.tibethouse.jp/home.html