イラク、アジアカップ決勝へ

ジアカップ2007。日本は準決勝で敗退し、3位決定戦でも韓国に敗れた。国民の関心は一気に参院選の行方に移ったようだ。

今夜行われる決勝戦は、イラク対サウジアラビアのアラブ対決。アメリカ軍によるイラク侵攻から4年、絶え間ない混乱で内戦状態が続く国の代表チームが、オーストラリアや韓国などの強豪を下して決勝に進出するとは、驚くべき快挙と言える。

代表チームの選手の中には海外のクラブで活躍する者もいるが、多くは今もイラクで暮らす。大会が始まってからも既に、GKノール・アバスの義兄がテロで死亡、MFハワラ・モハメドは義母を亡くしている。またイラクサッカー協会の職員も大会前に爆弾テロに巻き込まれ死亡しているという。

決勝進出を決めた後、GKのアバスは記者団に対し次のように語っている。「この素晴らしい勝利で、イラクの全ての人々を祝福したい。イラク国内では争いが起きているが、戦うのはフィールドの上ですべき。この勝利はわれわれから国民へのささやかな贈り物だ」。しかしその夜、久々の明るいニュースに路上で喜んでいたバグダッド市民を標的にした無差別テロで、50人以上が犠牲になるという悲惨な事件も起きている。

イラク代表は、絶え間ない戦渦に苦しむ国民に最大の贈り物をすることができるのか。キックオフは午後9時35分(日本時間)。

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