昨夜、テルミン奏者の生方則孝氏に会う機会があった。生方氏は10年ほど前に私が福岡に住んでいた頃の友人で、偶然にも今年ふたりとも沖縄に引っ越して再会した。
生方氏は日本でも数少ないテルミン奏者のひとりで、沖縄でも精力的にライブ活動を続けている。テルミンとは1920年代にロシア人発明家レフ・セルゲービッチ・テルミンが発明した世界最初の電子楽器で、楽器に触れることなく2本のアンテナに手を近づけたり遠ざけたりして音を出す。 →ウィキペディア記事
その音色を文章で表現するのは難しいが、宇宙を浮游してるような不思議な感覚とでもいったらいいだろうか。
生方氏はこのテルミンを、障害者向けに普及できないかと考えている。ピアノやバイオリン、笛などと違って実際に楽器に手で触れることなく演奏できるため、障害者でも気軽に楽しめるというわけである。ただし、そのためには現在のテルミンに多少の改良を加える必要があるそうで、生方氏は楽器メーカーに協力を打診している。これまで楽器を演奏したくてもかなわなかった人たちが、テルミンを使って自由自在に音を操ることができたら何と素晴らしいことだろうか。生方氏の活動を応援したい。
(写真;栄町市場屋台祭でテルミンを演奏する生方氏)