台風13号、30年ぶりの猛威

石垣台風13号
2週間ほど前の話になるが、台風13号が直撃した石垣島に偶然居合わせた。

今回の台風13号は、1977年に八重山地方を襲い死者6名を出した台風5号”ベラ”以来、30年ぶりとなる大規模なものだった。石垣島では15日夕刻から暴風でほとんど外を歩けない状態となった。ホテルの部屋ですることもなくじっとしていたが、風が窓を切る音でなかなか寝付けない。窓を開けると外との気圧の違いからか、エレベーターで急降下した時のような耳の痛みと頭痛が続く。クライマックスは16日未明。最大瞬間風速69.9メートルを記録し、多くの家屋で窓ガラスが割れ、屋根が吹き飛んだ。
台風13号自動車
翌朝目が覚めると、石垣島は停電。激しい暴風の中を外に出てみると、道路脇の街路樹は倒れ、横転している自動車も多く見られた。しかし、これだけの被害を出しながら死者がひとりも出なかったのは、人々の台風に対する経験の深さから来る備えがあったからこそだろう。それでも地元では30年ぶりの大きな被害に、”油断していたのでは?”との反省の声も数多く聞かれた。

台風の猛威を前に自然への畏敬の念を改めて感じると同時に、はるか昔から台風と向き合って暮らす人々の自然への感覚とはどのようなものなのかと、深く興味をそそられる体験だった。

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