
写真は、午前5時過ぎのドバイ国際空港である。急成長する中東のコスモポリスの玄関は、24時間眠ることを知らないようだ。
イランへ向かう乗り継ぎで、半年ぶりにドバイ国際空港を訪れた。中東の金融、貿易のハブとして発展を遂げるドバイは、外国人比率が9割を超える究極の国際都市だ。底辺労働を支えるインド、パキスタン、フィリピンなどアジア諸国から来た出稼ぎ者。レバノンやサウジアラビアなどアラブ諸国の実業家たち。金融や貿易を中心とした欧米のビジネスマン。ソマリアやナイジェリアなどイスラミックアフリカの商人。ウクライナやベラルーシなど旧ソ連諸国からやってきたダンサーや売春婦。そこには世界の様々な人種、宗教の人々が複雑に混住している。
昔から多様な人々が行き交う駅や空港がなぜか私は好きなのだが、ドバイの空港は格別である。民族衣装や聞こえてくる言葉を聞いているだけで不思議な気分になってくる。誰もが豊かさを求めてこの町を訪れ、やがてそれぞれの場所に帰っていく。そこには地球規模で展開する無数のドラマが存在するのだ。
おそらく人類史上かつてないとも言える規模で異文化の接触が進んでいるドバイに、新たな文化を生み出す可能性を期待せずにはいられない。