Merry Christmas from Qom!!

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イスラム圏で過ごすクリスマスはむなしい。いまはテヘランから200㌔ほどのシーア派の聖地・コムに滞在しているため、町にはクリスマスを感じさせるものは何もない。キリスト生誕の地、ベツレヘムは今、イスラエル軍の占領下にあるアラブの町だ。この夏初めて、ベツレヘムの生誕教会を訪れた。生誕教会は、事実かどうかは別としてキリストが生まれた場所に建てられたとされる。はたして教会の地下にその場所はあった。2005年前、生まれたばかりのキリストが飼い葉桶に寝かされ、羊飼いや博士たちの祝福を受けたのがこの場所かと思うと、感慨を禁じ得なかった。炎天下のイスラエルでの長期の仕事の後で体調を崩していたこともあり、深く心を癒されたのを憶えている。今ごろは世界中のキリスト教徒が集っての華やかなミサが行われていることだろう。ちなみに、ここイランでは最近、大統領が「イスラエルはヨーロッパに移した方がいい」などと発言して物議を醸している。きょう出会った聖職者にいたっては、「ヨーロッパが無理だというならアラスカか南極に移すべきだ」などと真顔で語っていた。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という出自を同じくする一神教がパレスチナの地に平和に共存する日は訪れるのだろうか。(写真はベツレヘム生誕教会の聖母子像)

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