
沖縄は「祭りの島」です。年間に行われる祭りの数は沖縄本島だけで50以上、そのほとんどが旧暦に則して行われます。
沖縄はきのう、旧盆の最終日でした。
祖霊信仰の強い根強い沖縄では、旧盆はとりわけ重要な行事で、旧暦7月13日から15日まで3日間行われます。初日は先祖の霊を迎える「ウンケー(お迎え)」、2日目は「ナカヌヒー(中の日)」、3日目を「ウークイ(お送り)」と呼び、その間にお中元の品を携えて先祖に礼拝するのです。
現在、様々なイベントで行われる「エイサー」という芸能は、本来、旧盆に祖先の霊を歓待するために演じられるもので、日本でいう盆踊りです。エイサーは琉球王朝時代に日本から渡ってきた僧侶が広めた念仏踊りが元になっていると言われ、集落の青年たちがエイサー歌に合わせてパーランクー(小太鼓)を打ち鳴らし、踊りながら集落を練り歩いたそうです。
旧盆を前に那覇で行われた「1万人のエイサー踊り隊」というイベントを見物しました。県内各地の30を超えるエイサー団体が、独自のエイサーを披露しました。エイサーは地域ごとに踊りや衣裳や楽器が異なり、伝統に基づいた独自の様式を持っています。最近では沖縄ポップスやソウルやレゲエを取り入れた、“創作エイサー”も盛んになっているそうです。いかにも“チャンプルー文化”の沖縄らしい話です。
勇壮なエイサーを見ながら、
遠い昔、琉球王朝時代の“美ら島”に思いを馳せました。
(写真は八重瀬町青年団によるエイサー)