イスラム体制下のファッション事情

テヘラン女性1


イスラム体制の元で厳格なイメージがつきまとうイランだが、若い女性がお洒落をしたいのはいずこも同じようだ。

イランでは全身をすっぽりと覆う黒いチャドルを着用するのが基本だが、ハタミ政権時代にかなり服装の自由が認められるようになった。テヘランの町を歩いていると、イスラムと西洋が融合したイラン独特なファッションが目について面白い。カラフルなスカーフを思い思いのスタイルに着崩し、女性たちは厳しい規制の中でも出来る限りのお洒落を楽しんでいる。髪をどこまで出すかがお洒落のポイントのようだ。
テヘラン女性2

保守強硬派のアフマディネジャド大統領の登場で市民の間には当初、服装など風紀の取り締まりが強化されるのではと懸念する声があったらしい。実際、“イスラム的に正しい服装”を奨励する新たな法案が可決されたが、今のところ厳格には適用されていないようだ。核開発を強硬に進める大統領にとって、いま風紀取り締まりなどで国民の支持を失うのは得策ではないとの判断があるとも言われる。イスラム革命思想への回帰を主張する大統領だが、その政治手法は極めてポピュリスト的な側面が強いと指摘される所以だ。

いずれにせよ、私のような不謹慎な外国人にとっては、町で美しい女性が着飾っているのを見ることができるのは、とても喜ばしいことではある。

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