メフランの町から5キロにあるイラクとの国境門を訪れた。80年代にはイラン・イラク戦争で激しく対峙した両国だが、フセイン政権崩壊後、その交流は活発化している。国境門の間に設けられたニュートラルマーケットには両国のトラックが集まり、その場で商談が行われていた。物資の不足に悩むイラク側に、イランの商人たちが建材から食料までありとあらゆる品物を売る。交渉が成立すると今度は、トラックの積荷を載せ替えなければならない。イランのトラックはそのままイラクに入ることができないためだ。その背景には、イラクの治安が一向に回復しないことに加え、イラクに対するイランの影響力拡大を恐れるアメリカの意向が働いているも言われる。イラクとの国境門の向こうには、新生イラク軍の兵士の姿が見えた。ここから車で2時間走れば、いまだ混乱が続くイラクの首都・バグダッドだ。メフランの町の平和さを考えると、その2時間の差がとても大きなものに感じられた。(写真は国境の向こうのイラク軍兵士)
往来盛況なイラン・イラク国境
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