現代版アラビアンナイトの世界

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バーレーンの首都、マナマ。10日間ほど滞在したが、この小さな島国は中東の矛盾が凝縮されたような所だ。石油の富で潤う王族を中心としたスンニ派。人口の7割を占めながら差別されるシーア派住民。怠惰な官僚。アメリカに言われて仕方なく始まったよちよち歩きの民主主義。インド、パキスタン、フィリピンなど貧しい国からやってくる出稼ぎ労働者の群れ。週末ごとにサウジアラビアから酒と女を求めて来る金持ちたち。ロシアやウクライナ、ベラルーシから来た売春婦たち。その陰で台頭するイスラム原理主義。。。しかし、現代版アラビアンナイトの見せかけの繁栄も、急速な発展を続けるドバイにすっかりお株を奪われつつある。石油が出る前はのどかなアラブの漁村だっただろうに、すっかり腐りきってしまったこの国は、これから一体どこへ向かうのだろうか?美しい海と高層ビルを見ながら、ふとそんなことを思った。

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