バグダッドで起きた連続爆弾テロの死者は200名を超えた。以前から当ブログで何度も書いてきたが、イラクはもはや、スンニ派とシーア派の内戦状態になっている。
その波紋は、中東全域を揺り動かしかねない危険性を秘めている。今日バーレーンで行われた総選挙も、そのひとつの動きだ。
シーア派は中東では少数派だが、その居住地域はペルシア湾岸の油田地帯と見事に重なっている。イラク南部、サウジアラビア東部などがそうだ。
産油国バーレーンもそのひとつだ。
バーレーンではシーア派が人口の6割を占めるが、スンニ派の王家に支配され、様々な差別や抑圧を受けてきた。イラクでのシーア派台頭でいま、バーレーンのシーア派も勢いづいているのだ。
4年ぶりの総選挙には、前回ボイコットしたシーア派宗教政党アル・ウェファクが参加した。
去年12月、私はアル・ウェファクの活動を現地で見てきた。
http://blog.livedoor.jp/eurasian/archives/95533.html
アル・ウェファクの指導者アリ・サルマン氏は頻繁にイラクへ出向き、シスターニ師やサドル師などの指示を仰いでいる。予想では今回アル・ウェファク党は40議席中17議席を取ると見られている。そうなれば、バーレーンでのシーア派の発言権が増大することとなる。シーア派台頭は、中東の政治力学を大きく変えつつある。
(写真:スンニ派が多数を占めるバーレーン国民議会//去年12月撮影)