地下鉄で暮らす人々

旧ソ連時代に作られたキエフの地下鉄。SF映画のような長いエスカレーターを降りるとホームに辿り着く。そこにはロシアの空爆を恐れる市民が暮らしていた。もともと核シェルターも兼ねているため安心だという。お年寄りや子供も少なくないが、2日に一度は自宅に帰りシャワーを浴びたり衣服を着替えるという人も。ホームの片側に停車した車両の中にも人々が寝泊まりしている。取材をしていると反対側のホームに車両が滑り込んできた。驚いたことに中から乗客がぞろぞろと降りてきて、避難民の寝ているそばを通り過ぎてエスカレーターへと消えていく。戦時下に暮らす人々が織りなすなんとも不思議な光景だった。

未分類カテゴリーの記事